CORONAvsKANPO簡略機序

コロナ後遺症概略

   概略簡略機序

コロナ後遺症症例

マスメディアの方に

後遺症症状と視点

病態解析 | 漢方治療
解釈
補中益気湯 | 麦門冬湯

免疫への視点

免疫肺炎機序 | 空間安定性

■ For Foreign MD

1 | 2 | 3 |

コロナ後遺症の簡略機序

■ はじめに

コロナ後遺症の簡単な機序を説明します。
当該場や背景場の考えが難しいのかな?とかの印象を持ちます。

この機序は一般の風邪でも現れる様な簡単な機序でしかありません。
難しく考えるから分からないと思われます。

サイトカインなどに注目している医師もいますが…このような化学的反応は…それを起こす力がなくては起こりません。その根源の力がどこにあるのか?ということに視点を当てなくては解明できません。

その重要な視点は…マクロとミクロの判別が出来ていないことにあると感じています。
人間が生きているのはマクロの臓器がバランスを保っているからです。マクロの臓器がバランスを崩すと、それを戻そうとする力が生じます。この力によって化学的反応が起きていく…と考えるのが自然です。コロナウイルスによってサイトカインがいつまでも活性化することは考え難いです。

それでは…患者さんに説明しているような簡単なコロナ後遺症の発生機序から説明していきます。

■ 発症機序

高熱が数日続くと全身は充血します。そして時間が過ぎて行くと少しずつ普通の体温になり…全身を均等の温度にしようとします。

ところが、身体は管腔臓器や実質臓器があります。肺や腸などの管腔臓器は熱を逃がしやすい性質を持っています。一方の肝臓や脾臓などの実質臓器は、管腔臓器より熱を逃がし難い性格を持っています。

このため高熱が続くと実質臓器に充血が残る場合が多くなることになります。
この実質臓器の充血がコロナ後遺症の根源であることを確認しながら診療をしながら感じています。(頭の充血も少しは入っているのかも知れません。)この様な現象は一般の風邪の後でも確認できますので、コロナ感染症でのみ現れるものではありません。

■ 漢方治療の視点
このことから治療を考えれば…実質臓器の充血にあるための倦怠感なのに補剤である補中益気湯や十全大補湯などの補剤を使えば実質臓器の充血が強くなります。結果的に症状が強くなります。両脇である肝臓や脾臓のうっ血を取りながらの補剤投与ならば…治る可能性は強いですが、倦怠感=補剤の公式を使っての治療では治りません。六君子湯でも治りません…それは六君子湯が胃腸や下腹部を温める漢方薬だからで、胃を除外している四君子湯でも腸と下腹部だけを温める漢方薬です。補中益気湯も温めると肝臓がうっ血しやすい人の補剤で両脇の熱があることが多いコロナ後遺症には…まず無効で有害です。

疲れるから…補剤を使えば良い!という安易な考えは治療に支障があります。
臓器の充血が基盤にある怠さもあります。この区別が出来る医療関係者が少ないのが事実なのが少し寂しい様な気がします。胃腸が弱くなっている時には漢方薬と併用して一般の胃腸薬を使う方が安全です。また補剤を使っていて治らないと来院する患者さんが多いことを毎日の患者さんの診察で感じます。

また補剤の代表の補中益気湯を飲めば免疫力が上がるという考え方も間違いだと思います。身体は全身の温度密度が均一であるのが健康で、補剤を使って身体の温度密度を乱せば病的になります。補中益気湯の投与は漢方の総本山の先生のお勧めの記事もありますが…合っているとは思えません。なぜ漢方薬を化学的解析ばかりして、漢方医学が熱力学を応用していると簡単に考えないのか?が不思議です。傷寒論の基盤は気血水理論で…血は熱、水は寒で、この二つのバランスが良ければ気が流れるとの考えです。

漢方治療の根幹が作られたのは昔で今の検査がない時の医学です。今の現代医学の病名は通用しません。現代医学の病名を頭から除いて、身体の熱や寒を診察で見つけ出して…身体に合う漢方薬を投与することで、コロナ後遺症は治って行きます。治療期間は長い場合もあり、短い場合もありますが、その身体が欲求する時間ですので、身体に合わせるしかありません。

■ 診察の視点
簡単は発病機序を難しくさせているのは…医学や医師の視点にかかっています。
病気を敵視すれば難解な泥沼に入ることが多くあります。一方で病気の必然性を理解し身体の無言の言葉を感じれば、多くの病気は治っていくと考えています。

■ まとめ
アインシュタインが話した様に「神はサイコロを振らない」ということです。
必然性がないできごとは…この世の中にないと思います。
必然性がない仕事でも、一時的に上向きになりお金儲けができることもあるかも知れませんが、落ちるのは時間の問題です。必然性があることを理解して世の中を前に進める様な仕事をしている人が発展していくのだと考えています。

病気も仕事と同じです。必要性がある医療ならば残ることになります。
今、多くの方がご存じの葛根湯は今から2000年前の薬です。この葛根湯の考えを今の医学が理解できないでいます。自分は分かりやすいように説明するのも必要なのかな?と考えています。漢方薬の処方構成を解析すると病気の発症機序が見えてきます。この様な視点から見ると現代医学が漢方医学の考えを吸収したら凄い医学になるに間違いないと考えています。

このようなことを理解して頂くことも大切なことなのかも知れません。
コロナウイルスは…人間を試している様に感じるのです。

2022/08/28追加

 

ページの先頭へ