Case症例

じんま疹

じんま疹は、どなたでもご存じの通り皮膚に出る症状です。
でも意外なことに、その原因は皮膚自体ではなく東洋医学的な視点では内臓にあることが多い病気の一つです。

じんま疹が起きたら

じんま疹はとても多い病気で漢方治療を求めて多くの患者さんを診てきました。注意すべき点と東洋医学的な考え方についてお話したいと思います。

じんま疹の強さは色々で、強いじんま疹:アナフィラキシーでは命に関わります。この様な強いじんま疹では即座に一般治療にてじんま疹を抑える点滴や内服治療を行うことが必要です。このような場合での治療は一般医療が優先される他ありません。

この一方で慢性的なじんま疹が多いことも事実です。この慢性的なじんま疹治療も一般的な項アレルギー剤を投与してから経過をみるのが最初の段階の治療として大切です。この場合になってくると、じんま疹治療が対症療法で終わっており、東洋医学の視点から見て根治に近い治療が出来る状況でもあります。

現代医学の考えとしては、アレルギー反応の関与によって、じんま疹が出ているとされています。このためにじんま疹が出現したときに使用する薬は「抗アレルギー剤」ということになります。具体的には抗ヒスタミン剤やステロイドホルモンが代表的な薬となってきます。

抗アレルギー剤でぶり返すじんま疹なら?

まず考えることは、「アレルギー反応を起こす身体の状況」を考えることです。アレルゲン(身体にアレルギーを起こす物質)の検索をすることも大切です。身体がアレルギーを引き起こす物質を身体から遠ざけることでアレルギー反応は軽減します。

もう一つ大切なことは、「なぜアレルゲンに反応してじんま疹を起こす身体になったか?」という病気の根本原因に目を向けることが大切だと考えます。残念ながら、現代医学ではこの問題は未解決のままなのが事実ですが、この問題を解決することが慢性的なじんま疹を治す手がかりとなります。

じんま疹の考え方の基本

じんま疹治療にたいして考えるべき大切な問題がいくつかあります。

  1. 皮膚だけの病気なのか?という疑問(内臓との関係はないのか?)
  2. アレルギーという変化が出てきた根本原因は?という疑問(アレルゲンに反応する身体の意味合いは何か?)
  3. 現代医学ではじんま疹の全体像が解明されているのか?(一般的に現代医学で分からないことはないと思っている人が多いですが、はたしてじんま疹という日常茶飯事に見られる病気の全容が解明されているのかどうか?)

推測されるメカニズム

1. 皮膚だけの病気なのか?という疑問に対して

やはり内臓と皮膚とは、マグマと噴火口の関係と同じなのでは?

火山とマグマとの関係

噴火口はマグマの出口ですが、マグマが押し上がってこなければ、噴火はしません。噴火口があっても噴火はしません。マグマが貯まることと、噴火口からの噴出。これは内臓が鬱血することと、皮膚にじんま疹が出る関係に例えることができます。

この様な視点から得られる結論は噴火口である皮膚だけに着目し、地底マグマの状況を把握しないことが問題なのではないか?ということに繋がって行きます。

2. アレルギーという変化が出てきた根本原因は?という疑問にたいして

身体がアレルゲンに反応することで得られる利点があるのでは?

じんま疹であれ、どのような病気であれ、身体に取って何らかの必要がなければ病気が起きないように推測しています。病気を引き起こすと私達は苦しみます。でも、身体が単に苦しみという悪害をだしているだけというのは間違いです。

「身体の一部に貯蓄された余分な血液を少しでも身体の外に出したい」そんな身体の欲求があり、その目的から身体に反応しやすい物質(アレルゲン)を作りだし、じんま疹を起こしていると推測できます。

3. 現代医学でじんま疹の全体像が解明されているのか?という疑問にたいして

病気の必要条件を見つけ出していないのが現代医学の特徴です。

じんま疹が身体に取って悪で不必要!とのことで成り立っている治療ですので、症状を取るのが上手です。一方、必要性があるならば治らないない(症状のみを取る治療である対症療法に終始する)のが現代医学の治療です。
慢性の蕁麻疹がある!ということは、その身体に取っては、じんま疹の必要性もあるのでは?という結論になります。東洋医学的な視点から見れば、じんま疹によって内臓の熱を逃がしている姿が垣間見えます。

結論として、蕁麻疹でさえ、現代医学では全容を解明出来ていない姿なのでは?と思うのは自分だけなのでしょうか?

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