Voice患者さんの声

下がらない熱(50代女性)

やっと良くなったかなと思うと また風邪を引き込み、熱が高く咳も止まらず眠れないという日が半年も続いていました。お医者さんも変えましたが原因はよく分からず…。仕事も休めず困っていた所、「漢方のお医者さんで親切によく見てくれるのよ」と、すぎ先生を紹介頂きました。

体に力が入らず仕事を続けるのがきつい状態でしたが、「疲れていますね。仕事、少し休みましょうか。」と言って頂いて、ホッとして気持ちがまず楽になり、お薬で少しずつ「力」が出てきました。最初の頃で、まだ熱がありましたが気力が出てきてビックリでした。

熱や咳に対する対処は他の病院でもできますが、根本的な体に「力」をつけるという所、仕事を休み元気と気力をとりもどすというアドバイスをして頂けるのは、すぎ先生の所だけでした。若い頃は、熱や咳をしずめれば、すぐ元気になりますが、年を重ねると無理がききません。気力もめんどう見てもらえる所は、なかなかない と思います。

休職中に言って頂いた 素敵なひと言…。
「○○さん、体を休める事はしているけど、楽しい事もしなくちゃね。
少し出かけて 今しかできない楽しい事もしなくちゃね!」
実は私も、そう思っていたのです。
こんなHAPPYなアドバイス、とっても嬉しかったです。

「あばさん」から 棒が一本 ふえて「おばーさん」になるビミョウな年頃の私! 
気持ちまで元気にして頂いた すぎ先生に感謝です。
これからも私の老後は安心だっ!

よろしくおねがいいたします。
本当にありがとうございました。

専門的な見地から

この患者さんは、何度も風邪を引き、それでも仕事を休まないで生活を続けていたために体全体が疲れてしまっていました。熱のために体力が落ちても仕事をする方でしたので、「バス停でめまいを起こし…しゃがみ込んでんでしまう」というのは当然の状態でした。それでも仕事を休まないという真面目な方です。

当院への受診のきっかけは「病院に受診しても治らない!」ということからでした。診察をすると、実質臓器に熱があり、その熱のために何度も風邪の症状を起こす状態でした。この様な病態は今より2000年前に書かれた「傷寒論」という漢方の古典に記載されています。そのため漢方薬でその熱を取ることとして、抗生剤などの一般薬を併用する方針にて治療を開始しました。2週間後には、解熱をして体力も上向きになってきました。このころから表情も明るくなり、生活を送ることに自信を持つようになってきました。

あまりにも真面目な方なので、遊ぶことの大切さを話しただけですが…喜んで下さってなによりです。 この方の治療が一般薬と漢方薬との併用療法で、それぞれの良さを入れた治療とも言えると思います。将来的には二つの医学を一つの医学にするのが私の夢です。こちらの勉強も進めなくてはと思います。

開院して以来…はじめての診療の感想を書いて頂きました。
ありがとうございます。次は…あなたです(笑。

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