Menopause更年期障害:骨盤部の特殊性(専門家向け)

1. 更年期障害の概略 2.更年期障害:骨盤の特異性
3.骨盤の特異性(一般向け) 4.骨盤の特異性(専門家向け)
5.更年期障害の症状と視点 6.当帰芍薬散の解析(更年期)
7.加味逍遙散の解析(更年期) 8.桂枝茯苓丸の解析
9.桃核承気湯の解析 10.通導散の解析
11.症状出現臓器と症状基盤臓器 12.リウマチと骨盤
13.免疫抑制剤の意図 14.当帰剤への視点
15.駆血剤への視点  

骨盤部の特殊性 専門家向け

医療専門家の方にも…この様な説明は難しいでしょうか?
この様な説明を医学部で教えられたことはなく、おそらく医学知識には知識はありません。
しかし「人間がどの様に今私たちの生きている「時空間」に適合して生きるか?」という疑問。
そんなことが病気への視点の基盤の考えになります。

1a.空間での安定性と原子

人間が時空間の中に生きると言うことは時空間の中での構造安定性が必要です。
心臓が止まるのも時空間安定性が無くなることに起因していると考えています。


素粒子の原子も空間安定性がないと直ぐに爆発してしまったり安定性がありません。私自身の感覚ですが原子の空間安定性と電子の軌道には大きな意味合いがあると考えています。

水素は核内陽子が1つで外郭の電子も一つです。一方のヘリウムは核内陽子が2つで外郭の電子は2つです。この水素とヘリウムの電子が描いている軌道をS軌道といい電子が2つで時空間の占有により空間安定が良くなる軌道になります。このことからすれば水素は空間安定性が低くヘリウムは空間安定性が高い原子ということになります。水素は空間安定性が悪いことから他の原子との結合により空間安定性を保とうとして爆発などを起こしやすく、ヘリウムは構造自体には電子がS軌道の電子を満たしているため空間安定性があるため…そのままの姿で安定しています。

1b. 空間安定性と人間

空間安定性と人間の生態と言うことに対しては考えない人は医療関係者を含めて考えない人が殆どで情けない印象を持ちます。

人間が時空間に生きているという事実は…自然の最大の力である「時空間の力」と合わさなければ生きていけません。時空間安定性を満たさない身体になると時空間安定性を維持するべく病気がおき「時空間安定性」を維持しようとします。この様なことは当然のことある反面、遺伝子やその場しのぎの薬などで対処をしています。これは明らかに医学が出来上がっていないことへの証明でもあると思います。

ヘリウムの様な時空間安定性がある身体だと時空間安定性が保たれ長生きをすることが可能である一方で、時空間安定性がない水素の様な身体では時空間安定性を求めてヘリウムの様な身体に変化をして生を長続きさせるようにする。この様な考え方がないのが不思議な一方で、身体が時空間安定性を維持しようとして遺伝子の配列を変えて身体の生を温存しているという考え方がないことは不思議でなりません。

人間の設計図の遺伝子の解析が出来たから…それを利用すれば良いという安易な考えで医療が進んでいますが、それも対症療法に他ならないことが理解できないことも不思議です。臓器の変化で遺伝子を変化させ生きているという真実を無視して遺伝子操作に明け暮れする医学の先行きは目に見えています。この様な医学には情けない印象を持ちます。

2a.時空間安定性から考えた身体

2a: 骨に着目した身体の次元性と安定性

まず上記の図の様に表裏という観念から裏の構造に視点を置くことにする。
この骨の構造は不思議な構造を意味している様に考えられてならないのです。


骨の構造とその中にある臓器の関係については緊密な関係を保っていると考えれます。
頭は骨に囲まれており3次元的であり、胸部は水平面と前後面で円形運動がありそうで2次元的です。また腹部は肋骨下部の形状や骨盤部分の形状から縦に一つ円形運動がある様な1次元的です。骨盤部になると頭の様に全てを骨に囲まれている訳ではありませんが全体に骨に覆われる形で3次元的だと大きく推定することが出来ます。


上記の様に身体の構造に次元性を入れていくと上記の様な図になり、季肋部は胸部の2次元と腹部の1次元が合わさって3次元的な運動を持っていると推定されます。この様な空間の次元的運動に合わさりながら身体は安定性を保っているとも考えることが出来ます。(自分なりの表現ですが円形運動からの次元推察であるため2の乗数であることを利用して、1次元体:2N、2次元体:4N、3次元体:8Nと表現しています)

2b: 相転移に着目した身体の安定性

上記の様な次元性運動に相転移のメカニズムが合わさっている様にも感じます。漢方医学では「気・水・血」という3つの基礎となる観念を持っています。現代物理では物の3相に「気相・液相・固相」という考え方があり、この考えに近い考えだと感じています。

漢方医学では「気・水・血」という3つの運動がそれぞれの臓器に宿り、その調節をして治療をしていて行く医学です。この考え方を利用して身体を分けてみるとどうなるのでしょう? 身体全体を「気・水・血」に分けられることに大きな驚きを持ちます。

何となく面白い図になりました。頭が3次元の2乗になると丁度身体のバランスが整う感じになります。この様に身体を緊密ではなく大きく分けて行き、その連携を探っていくことが今後の医学研究の課題でもあると思います。その時に遺伝子構造の3つ組みモデルが身体全体にも現れて来ることへの視点を持つことは重要であると思います。

3.まとめ

このような考え方を提示していることの根本は「身体は…それぞれの臓器が連携して生きている」という姿であることを再認識して頂くことです。これからの時代の医学は今の様に臓器別の医療は無くなっていきます。臓器間の連絡の統合性を重視する科が医学の半分を占める様になると思っています。今の臓器別の医療の科に統合医療を入れながら成長をし、全ての科が今よりも緊密に連絡し人間の身体を一つの運動体として診ていく医学になって行くに違いないと感じます。この更年期障害の説明は婦人科的な病気を取り扱っていますが、それが全身の変化に結びついて行くことを感じて頂くことを目標にして説明をしています。

それは更年期障害のみならず…あらゆる病気が同じ様な機序により発病しているという事実を指摘しているとも言えます。

2024/08/28更新
2024/07/03更新

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