手の強ばり
更年期障害での手の強ばりの方は多い様に思います。
これは難しいことではなく、身体の防御反応によって症状がでることへの理解が必要です。
身体は基本的には必要でない症状は出しません。
病気というと「身体が異常になった!」と考えられる人が多くいる様に思いますが、身体は一つの使命を優先しています。それは「出来るだけ長く生きる」…このことだけです。
身体は、このように「出来るだけ長く生きる」ということを最優先していますが、表在意識の意識は歪(いびつ)です。「こんな症状が出たから、どうしよう?」と言う人が多い様に思います。この様な視点で治療をすれば身体は悪化していきます。私たちは非常に恵まれて生活をしていることをいつも感じ、身体に対して畏敬を持たなくてはならないと感じています。
更年期障害での手の強ばり身体の簡単な解析をしていくと骨盤部と手の関係は、距離が遠くても近い関係にあります。
更年期障害により骨盤部の充血により、身体は骨盤部の充血を減らそうとして他の臓器へ熱量を移動させます。骨盤部の充血は少し軽くなりますが…この場合には手に充血が移動して行きます。手が充血すれば…手の強ばりは起きることは当然の様に考えられます。
この様な時に現代医学では免疫抑制剤を使うことがあります。免疫抑制剤は他の臓器からの関連性を遮断するものです。一方の人間は臓器連携をしながら生を全うしています。と言うことは現代医学の考えの限界を漢方医学が指摘していることになります。
更年期障害での手の強ばりの治療
手の強ばりに視点を置かずに身体を診ていると、駆血剤の適応が多い様に思います。
治療の視点が決まれば、後は簡単です。如何に今の即物主義の現代医学の考え方が甘いか?ということを感じさせてくれます。現代医学の良い面も沢山ありますが、抜けている部分も多い様に思います。まだ現代医学と漢方医学の考え方が統一されていませんので、如何に考え方が異なった二つの医学を使うことや融合していくことに意味があると感じています。
すぎ内科クリニック
院長:杉
2025/08/31更新